こだわり

2006年の世界バレーをきっかけにバレー観戦を再開したが

チャレンジ(現V2)リーグに降格してしまったチームを見るために

強行日程を組んで観戦した試合がきっかけで

とあるチームにがっつりハマり

どっぷりとチャレンジリーグ沼の住民となった。

当時応援していたプレミア(現V1)リーグのチームに比べ、

周りの観客を巻き込み楽しそうにバレーをする姿を見て

カメラを構えている自分も楽しくて仕方なかった記憶がある。

ちょうどそのシーズン、そのチームでは選手発案で

SNSを活用した広報活動を行っており

Twitter上でのリプライ等のやり取りを積極的にしていたことも

ハマる要因のひとつであったかと思う。

 

シーズン終了後、チームのリーグ報告会に参加させていただいた時に

そのシーズンで現役を退かれる選手に

ささやかなではあるがフォトブックを作ってお渡しした。

その時にいただいた言葉が今でも忘れられずにいる。

 

「一緒に撮った写真をいただくことはあるけれど、

試合中の写真はほとんどないので本当に嬉しいです」

 

リーグの途中からほんの数試合しか観戦できず

本当に簡単なフォトブックであったにも関わらず、

こちらの予想以上に喜んでくれた。

 

全日本やプレミア(現V1)リーグでは

会場でプロのカメラマンが試合を撮影し

それを様々なメディアで目にすることができる。

しかし、チャレンジ(現V2、V3)リーグでは

その頻度はかなり低い状況であった。

バレーの写真を撮り始めるにあたり

「雑誌に載っているような(プレーの)写真が撮りたい」

という目標があったこともあり

目にすることができないのなら

自分くらいは頑張ってプレーを撮ろうと

プレー中に拘って撮るようになった(いわゆる自給自足)。

 

今ではV2、V3リーグを撮る方も増え

SNS上でたくさんの写真が公開され

プレー中の写真もたくさん目にするようになった。

自分が撮ったものも含め、本人やご家族、ファンの方に届いて

少しでも何かの役にたっていたら幸いである。